子どもの頃、
今よりもずっと、ご近所さんとの距離が近かった気がします。
顔と名前を知っている大人が、家の周りに何人もいて、
「どこの子?」と聞かれることも珍しくありませんでした。
それが特別なことだとも思っていなかったように思います。
子どもはたくさんいて、
空き地や公園にはいつも誰かがいました。
誰かの家の前で遊び、誰かに怒られ、
誰かに「もう暗いよ」と声をかけられて帰る。
そんな光景が、ごく普通にありました。
今思うと、
子どもたちを通して、自然とコミュニティができていたのかもしれません。
大人同士が仲良しでなくても、
「知っている」「見えている」関係が、そこにあった気がします。
それが良かったのか、窮屈だったのか。
安心だったのか、干渉だったのか。
正直なところ、はっきりとは分かりません。
ただ、
「近所の目」という言葉の意味は、
今とは少し違っていたような気がしています。
コメント