横浜の、いつもの話– category –
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横浜の、いつもの話
横浜で、名前は知らない関係の話
横浜でスポーツジムに通っていた頃の話です。 いつも決まった時間に行くと、いつもと同じお顔がある。 そのうちコンビニや道端などで出会い、軽く会釈をしたり、挨拶を交わすようになる。 お名前は知らないけれど、会えば挨拶をする関係。 横浜で暮らして... -
横浜の、いつもの話
横浜で会わなくても続いている関係
横浜にいると、 会わなくても続いている関係が、いくつかあることに気づきます。 最後に会ったのが、いつだったか思い出せない。 でも、不思議と不安はない。 昔、同じ時間を過ごした記憶があるからなのか、 急ぐ理由が、どこにも見当たらない。 連絡を頻... -
横浜の、いつもの話
大口商店街のお祭り
普段の大口商店街は、 そこまで賑やかな場所ではない。 人通りはあるけれど、 ざわざわするほどではない。 ところが、お祭りの日だけは様子が変わる。 歩くのが大変なくらい、人が増える。 屋台の前には列ができて、 普段は静かな通りが、妙に活気づく。 ... -
横浜の、いつもの話
横浜の話をしても、盛り上げようとしない
横浜の話題を振っても、 思ったほど話が弾まないことがある。 「横浜っていいよね」と言われても、 「まあ、普通かな」で返してしまう。 観光の話をされても、 おすすめを並べ立てることはあまりない。 別に嫌いなわけでも、 誇りがないわけでもない。 た... -
横浜の、いつもの話
選ばない自由を、知っている街
横浜の人は、何かを決める場面でも、 無理に決めようとしないところがある。 AかBかと聞かれても、 「今日は決めなくていいかな」と一度置く。 どちらが正しいかを求められても、 「どっちでも困らない」と答えてしまう。 それを優柔不断と言われることも... -
横浜の、いつもの話
ラーメン博物館は、横浜市民ほど行っていない
ラーメン博物館があるのは新横浜。 ちょっと分かりにくいが横浜の人なら、 だいたい場所は知っている。 でも実際に行った回数は、 そんなに多くない。 遠くから友達が来たときとか、 県外の人を案内するときに、 「じゃあ行ってみる?」って名前が出る場所... -
横浜の、いつもの話
福浦の工業団地で、文明堂のカステラをひとりで食べる
福浦の工業団地に営業で通っていた頃、 文明堂のカステラ工場があった。 工場の中に入ったわけじゃない。 売店で、お土産用のカステラを買っただけ。 普段、カステラを食べることはほとんどない。 誰かに渡すもの、という印象のほうが強い。 でもその日は... -
横浜の、いつもの話
南部市場の食堂は、昼に元気をもらう場所
福浦の工業団地に営業で通っていた頃、 昼になると、南部市場をよく使っていた。 市場の中にある、あの大きな食堂。 和食、中華、洋食の三つの窓口が、 ひとつの空間に並んでいる。 席に着くと、 周りには市場の関係者や、作業着の人たち。 みんな迷いなく... -
横浜の、いつもの話
ここから横浜、どこまで横浜?
ここから横浜なのか、 それとももう横浜じゃないのか。 横浜に長く住んでいると、 その境目が、だんだん分からなくなってくる。 川崎との境目。 鎌倉との境目。 藤沢、町田、大和。 地図を見れば線は引いてあるのに、 実際の感覚は、そんなにきれいじゃな... -
横浜の、いつもの話
横浜市民にとって、二俣川といえば免許の場所
横浜市民にとって、 二俣川といえば――免許の場所だ。 用事があって行く街、というより、 「そのときが来たら行く場所」。 自分から遊びに行くことはほとんどないのに、 免許の更新や試験になると、なぜか全員そこを目指す。 駅からの道、独特の緊張感。 学...