横浜にいると、
何かをはっきり決めなくても、
そのままで居られる時間が長い気がする。
進むか、戻るか。
続けるか、やめるか。
白か、黒か。
そういう判断を、
今すぐ求められる場面が、
意外と少ない。
横浜では、
途中のままの人が、わりと普通に暮らしている。
夢の途中だったり、
区切りをつけられないままだったり、
説明しきれない立場のままだったり。
それでも、
「早く決めなよ」と急かされる感じは、あまりない。
決めていないことを、
怠けているとか、
逃げているとか、
そういう言葉でまとめられにくい空気がある。
とりあえず、ここに居ていい。
今は答えがなくてもいい。
もう少し、このまま考えていてもいい。
横浜は、
判断を保留にした人の居場所が、
静かに残されている街なのかもしれない。
何かを選ばなくても、
居場所まで失わなくていい。
その感じが、
この街で暮らしていて、
少しだけ呼吸を楽にしてくれる理由のひとつだと思う。
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