2026年3月– date –
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昭和の常識、今はどう?
電話に出られなかったら用事が消える
昔は、 電話に出られなかっただけで、 その用事自体が消えてしまうことが、わりとあった。 家にいなければ電話は鳴りっぱなしで、 留守電が入っていなければ、 何があったのかも分からない。 結果として、 その日は何も起きなかったことになる。 あとで理... -
横浜の、いつもの話
最後の家飲みの話
地元横浜の友達の家は、 中学時代のたまり場だった。 特別な理由があったわけじゃない。 なんとなく集まって、 なんとなく時間が過ぎていく。 そういう場所。 先日、その家を建て直すことになって、 当時よく集まっていたメンバーに 声をかけて、 最後の家... -
横浜の、いつもの話
ご褒美だった店の話
うちの家は、 あまり外食をする家じゃなかった。 特別な理由があったわけじゃないと思う。 ただ、日常は家で食べるのがあたり前 という空気が、 自然にあった。 だから、 いとこが遊びに来る日だけ、 連れていってもらえた店が、 自分にとっては特別だった... -
昭和の常識、今はどう?
「もったいない』は、よく言われていた話
むかしは、 何かにつけて 「もったいない」と言われていた気がする。 ご飯を残すと、 まだ使えるものを捨てようとすると、 すぐにその言葉が出てきた。 理由を細かく説明されるわけでもなく、 ただ 「もったいないからやめなさい」 それで話は終わっていた... -
昭和の常識、今はどう?
急がなくても、だいたい間に合っていた話
むかしは、 今ほど何でも急いでいなかった気がする。 返事も、決断も、 少し遅れても、 それほど問題にならなかった。 「また今度でいいよ」 そんな言葉が、 普通に使われていた。 遅いことが良いわけでもなく、 早いことが悪いわけでもなく、 ただ、それ... -
横浜の、いつもの話
横浜は、決めなくても怒られない街だと思う
横浜って、 なにかをはっきり決めなくても、 あまり怒られない街だと思う。 住むのか、離れるのか。 残すのか、手放すのか。 今すぐ決めるのか、 少し先にするのか。 曖昧なままでも、 この街ではなぜか浮かない。 理由はよくわからないけれど、 「途中の... -
横浜の、いつもの話
なぜか、降りない駅がある
このタイトルでぱっと思い出すのは、 東急東横線の「高島町」駅です。 もう二十年くらい前に廃止になってしまった駅ですが、 子どもの頃、電車でよく通過していた記憶があります。 降りたことはありません。 けれど、通るたびに 「ここで降りることは、こ... -
昭和の常識、今はどう?
玄関がきれいな日は、何かあった日
いつもは、 家族の靴が脱ぎ捨てられている玄関なのに、 たまに、きれいに揃っていて、 見覚えのない靴が置かれている日があった。 そういう日は、 だいたい来客の日だった。 こういう日は、 私の部屋に余計なものが押し込められていたり、 台所にお菓子が... -
横浜の、いつもの話
横浜が、ちょっと危なくてかっこよく見えた頃
横浜をロケ地にしたドラマと言えば、 やっぱり「危ない刑事」を思い出します。 当時、撮影に使われたレストランやバーには、 私も実際に足を運びました。 今で言えば、いわゆる聖地巡礼です。 「危ない刑事」の影響で、横浜は少し危険で、 でもやけにかっ... -
昭和の常識、今はどう?
ちゃんと決めなくてよかった頃
むかしは、 物事をその場で、 きっちり決めなくてもよかった気がする。 白か黒か、 やるかやらないか、 今すぐ答えを出さなくても、 とりあえずそのまま、という選択が 自然に残されていた。 理由を聞かれることも少なくて、 説明しなくても、 「まあ、そ...
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