昭和の常識、今はどう?– category –
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昭和の常識、今はどう?
めったに触らない親のものの話
父は、紙一枚でも捨てられない性格です。 母からは 「どんどん捨てないと、残された人が迷惑でしょ」 と言われますが、父はあまり聞く耳を持ちません。 思い出は物に宿るから捨てられない。 その気持ちも、すごくよく分かります。 でも中には、 広告の紙な... -
昭和の常識、今はどう?
いつか、あげるつもりで置いてあったもの
このテーマを見ると母を思い出します。 食器棚にあるちょっと高そうな食器たち。もう来客もなくなってきたし、家族の食事で使う必要もない食器。 捨てるのがもったいないから、結婚したばかりの〇〇さんのお家にあげよう。 そんな話を聞いてからもう数年経... -
昭和の常識、今はどう?
おじいちゃんは、プロレス中継を観て元気をもらっていた
子どもの頃、 おじいちゃんは、 日曜日になるとプロレス中継を観ていた。 テレビの前に座って、 特別に声を出すわけでもなく、 じっと画面を見ている。 試合が始まると、 表情が少し変わる。 勝ち負けよりも、 ぶつかり合う場面に、 目が向いていた気がす... -
昭和の常識、今はどう?
部活のあと、水道水をガブガブ飲んでいた
部活が終わると、 水道の前に集まって、 順番に水を飲んでいた。 コップは使わない。 蛇口をひねって、 そのまま口をつける。 勢いよく流れる水を、 止めずに飲む。 冷たさより、 一気に入ってくる感じが先だった。 喉が鳴って、 息が整って、 ようやく終... -
昭和の常識、今はどう?
電気を消すと、部屋が本当に暗くなった
昔は、 電気を消すと、 部屋が本当に暗くなった。 うっすら明るい、という感じじゃない。 何がどこにあるか、 分からなくなる暗さだった。 目が慣れるまで、 そのままじっとしている。 動くと、 どこかにぶつかりそうで、 自然と静かになる。 外の明かりも... -
昭和の常識、今はどう?
「ダメなものはダメ」で、話が終わっていた
昔は、 何かを止められるとき、 理由が説明されないことが多かった。 「なんで?」と聞いても、 返ってくるのは、 「ダメなものはダメ」。 それ以上は、 あまり続かなかった。 納得できたわけじゃない。 でも、 そこで話が終わることは、 なんとなく分かっ... -
昭和の常識、今はどう?
写真は、いつもカメラで撮っていた
昔は、 写真を撮るときは、 カメラを持ち出していた。 特別な日じゃなくても、 撮るならカメラ、という前提だった。 枚数は限られていて、 むやみにシャッターは切らない。 ここだ、と思ってから、 少し構えて押す。 撮ったその場で、 写りを確認すること... -
昭和の常識、今はどう?
野球が延びると、だいたい録画が失敗していた
プロ野球の試合が延長すると、 録画していた番組が、 だいたい途中で切れていた。 時間どおりに終わる前提で、 録画ボタンを押す。 延長があるかどうかは、 運に近かった。 いいところで終わっていたり、 肝心な場面が抜けていたり。 最後だけ見られない、... -
昭和の常識、今はどう?
揚げパンが出る日は、少し空気が違った
給食に揚げパンが出る日は、 朝から少しだけ空気が違った。 誰かが大きな声で言うわけでもないのに、 なんとなく分かる。 今日は当たりの日だ、という感じ。 パンなのに甘くて、 砂糖が手につく。 落とさないように気をつけながら、 それでも急いで食べた... -
昭和の常識、今はどう?
電車で新聞を広げるのが、普通だった
昔は、 電車の中で新聞を広げる人が、 当たり前のようにいた。 折りたたまずに、 ページをめくって、 音を立てながら読む。 それが特別な行為だとは、 あまり思われていなかった。 混んでいれば少し気を使うし、 空いていれば大きく広げる。 その判断も、 ...