昭和の常識、今はどう?– category –
-
昭和の常識、今はどう?
電話番号を、語呂合わせで覚えていた頃
昔は、よく使う電話番号を 語呂合わせにして覚えていた。 紙に書いておくこともあったけれど、 本当に大事な番号は、 頭の中に入れておくものだった。 数字をそのまま並べると覚えにくいから、 言葉に変える。 少し無理やりでも、 自分だけ分かればそれで... -
昭和の常識、今はどう?
おうちのカレーが好きだった
子どもの頃、 おうちのカレーが好きだった。 特別な具が入っていたわけでもないし、 すごく凝っていたとも思わない。 でも、 カレーの日だと分かると、 それだけで少しうれしかった。 鍋の匂いがして、 台所がいつもよりあたたかい感じになる。 「今日カレ... -
昭和の常識、今はどう?
友達の家に電話すると、まず親と話す必要があった
昔、友達の家に電話をかけると、 ほとんどの場合、最初に出るのは本人じゃなかった。 お父さんか、お母さん。 たまにおばあちゃん。 名前を名乗って、 「◯◯くん、いますか」と聞くまでの数秒が、 やけに長く感じた。 声のトーンは自然か。 言葉遣いは大丈... -
昭和の常識、今はどう?
「とりあえず様子見」が、いちばん賢かった頃
昔は、何かを決める前に 「とりあえず様子を見よう」と言うことが、 わりと自然だった気がする。 急いで結論を出さなくても、 怒られる感じはなかったし、 それで信用を失うことも、あまりなかった。 もう少し見てから。 状況が変わるかもしれないし。 今... -
昭和の常識、今はどう?
いつか使う、で残っている箱
母親は、箱を捨てなかった。 お菓子の箱も、 海苔の箱も、 ジャムの箱も。 「いつか、何かに使うでしょ」 そう言って取っておくから、 家の中には、 いろいろな箱が残っていた。 実際、 輪ゴムを入れたり、 書類を入れたり、 細かい物をまとめたりして、 ... -
昭和の常識、今はどう?
分からないことを、すぐ調べなかった話
むかしは、 分からないことがあっても、 その場ですぐに調べることは、 あまりなかった気がする。 知らないままにしておいたり、 あとで誰かに聞こうと思ったまま、 結局そのままになったり。 それでも、 特に困らないことが多かった。 分からないことがあ... -
昭和の常識、今はどう?
多少の暑さは、我慢していた話
子どもの頃、 教室の暑さも、 体育館の暑さも、 寝るときの暑さも、 どれも相当なものだった気がする。 でも当時は、 「そういうものだ」と思っていて、 特別に不思議でもなく、 ただ我慢して過ごしていた。 暑い日は、 暑いなりに動いて、 暑いなりに休む... -
昭和の常識、今はどう?
誰かの家に、普通に上がっていた頃
子どもの頃は、 近所の家や友だちの家に、 特別なことでもないように、 普通に上がり込んでいた。 夢中で遊んでいると、 気がつけば夕方になっていて、 「もうご飯だから帰りなさい」 なんて言われることもあった。 自分で家に電話をすると、 母親から 「... -
昭和の常識、今はどう?
忙しさを、競っていなかった話
むかしは、 忙しいことを、 あまり人に言わなかった気がする。 仕事や用事が立て込んでいても、 それを大げさに話したり、 忙しさを理由にすることは、 どこか控えられていた。 「忙しい」と言うより、 「まあ、いろいろあってね」 そのくらいの言い方で、... -
昭和の常識、今はどう?
電話に出られなかったら用事が消える
昔は、 電話に出られなかっただけで、 その用事自体が消えてしまうことが、わりとあった。 家にいなければ電話は鳴りっぱなしで、 留守電が入っていなければ、 何があったのかも分からない。 結果として、 その日は何も起きなかったことになる。 あとで理...