shinichiro– Author –
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昭和の常識、今はどう?
めったに触らない親のものの話
父は、紙一枚でも捨てられない性格です。 母からは 「どんどん捨てないと、残された人が迷惑でしょ」 と言われますが、父はあまり聞く耳を持ちません。 思い出は物に宿るから捨てられない。 その気持ちも、すごくよく分かります。 でも中には、 広告の紙な... -
横浜の、いつもの話
横浜で、名前は知らない関係の話
横浜でスポーツジムに通っていた頃の話です。 いつも決まった時間に行くと、いつもと同じお顔がある。 そのうちコンビニや道端などで出会い、軽く会釈をしたり、挨拶を交わすようになる。 お名前は知らないけれど、会えば挨拶をする関係。 横浜で暮らして... -
横浜の、いつもの話
横浜で会わなくても続いている関係
横浜にいると、 会わなくても続いている関係が、いくつかあることに気づきます。 最後に会ったのが、いつだったか思い出せない。 でも、不思議と不安はない。 昔、同じ時間を過ごした記憶があるからなのか、 急ぐ理由が、どこにも見当たらない。 連絡を頻... -
昭和の常識、今はどう?
いつか、あげるつもりで置いてあったもの
このテーマを見ると母を思い出します。 食器棚にあるちょっと高そうな食器たち。もう来客もなくなってきたし、家族の食事で使う必要もない食器。 捨てるのがもったいないから、結婚したばかりの〇〇さんのお家にあげよう。 そんな話を聞いてからもう数年経... -
昭和の常識、今はどう?
おじいちゃんは、プロレス中継を観て元気をもらっていた
子どもの頃、 おじいちゃんは、 日曜日になるとプロレス中継を観ていた。 テレビの前に座って、 特別に声を出すわけでもなく、 じっと画面を見ている。 試合が始まると、 表情が少し変わる。 勝ち負けよりも、 ぶつかり合う場面に、 目が向いていた気がす... -
横浜の、いつもの話
大口商店街のお祭り
普段の大口商店街は、 そこまで賑やかな場所ではない。 人通りはあるけれど、 ざわざわするほどではない。 ところが、お祭りの日だけは様子が変わる。 歩くのが大変なくらい、人が増える。 屋台の前には列ができて、 普段は静かな通りが、妙に活気づく。 ... -
昭和の常識、今はどう?
部活のあと、水道水をガブガブ飲んでいた
部活が終わると、 水道の前に集まって、 順番に水を飲んでいた。 コップは使わない。 蛇口をひねって、 そのまま口をつける。 勢いよく流れる水を、 止めずに飲む。 冷たさより、 一気に入ってくる感じが先だった。 喉が鳴って、 息が整って、 ようやく終... -
横浜の、いつもの話
横浜の話をしても、盛り上げようとしない
横浜の話題を振っても、 思ったほど話が弾まないことがある。 「横浜っていいよね」と言われても、 「まあ、普通かな」で返してしまう。 観光の話をされても、 おすすめを並べ立てることはあまりない。 別に嫌いなわけでも、 誇りがないわけでもない。 た... -
未分類
電気を消すと、部屋が本当に暗くなった
昔は、 電気を消すと、 部屋が本当に暗くなった。 うっすら明るい、という感じじゃない。 何がどこにあるか、 分からなくなる暗さだった。 目が慣れるまで、 そのままじっとしている。 動くと、 どこかにぶつかりそうで、 自然と静かになる。 外の明かりも... -
横浜の、いつもの話
選ばない自由を、知っている街
横浜の人は、何かを決める場面でも、 無理に決めようとしないところがある。 AかBかと聞かれても、 「今日は決めなくていいかな」と一度置く。 どちらが正しいかを求められても、 「どっちでも困らない」と答えてしまう。 それを優柔不断と言われることも...