新横浜駅から新幹線に乗るとき、
私はどうしても崎陽軒のシュウマイ弁当を買ってしまう。
時間に余裕があっても、他のお弁当を眺めてみても、
最後は結局それを手にする。
横浜のお土産であって、
横浜市民が日常的に食べるものかと言われると、
たぶん違う。
それでも新横浜に来ると、
「ここではこれだろう」と思ってしまう自分がいる。
あの包みを手に取る行為そのものが、
移動のスイッチみたいなものなのかもしれない。
新幹線に乗る前に買う。席について開ける。
あ、今日はちゃんと出かける日なんだな、と思う。
横浜らしさというのは、
地元の人が毎日使うものよりも、
「いざというときに、なぜか選んでしまうもの」に残っている気がする。
たぶん私は次も、
同じようにシュウマイ弁当を手に取る。
理由は毎回あとづけで、買う瞬間は、
もう決まっている。
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