横浜で、
長く続いた店が、ひとつ閉店しました。
子供の頃からあった街の洋食屋さんです。
いつでも行けるからと最近は足が遠のいてました。
それでも、
最後の数日は、少し様子が違っていました。
普段は並ばないような時間に、
静かな行列ができていて、
みんな黙って、順番を待っている。
急いでいる感じでもなく、
盛り上がっているわけでもない。
たぶん、
味そのものというより、
その店があった時間を、
一度ちゃんと通っておきたかっただけなのかもしれません。
なくなっても、困らない。
でも、なくなると、少し寂しい。
横浜には、
そういう店や場所が、いくつもあります。
気づくと、
そこにあったこと自体が、
自分の生活の一部になっていた。
だから、
閉店の知らせを聞いて、
「最後に行っておくか」と思った人が、
あの行列に並んでいたのだと思います。
横浜では、
何かが終わっても、
大きな区切りはつかないまま、
日常だけが、いつも通り続いていく。
少し寂しい気持ちも、
そのまま置いたまま。
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