高校生の頃、県外の高校に通っていました。
乗り換えと徒歩を合わせると、片道で二時間ほどかかる通学でした。
朝はいつも同じ時間。
東横線のホームに着くと、気づけばだいたい同じ場所に立って、電車を待っていました。
そこが一番いい場所だと考えた記憶はありません。
階段に近いとか、乗り換えが楽とか、理由はいくらでも後から付けられそうですが、
実際はただ、そこに立つのが習慣になっていただけだった気がします。
周りを見ても、同じような人が何人もいました。
少し前に立つ人、柱の横に寄る人。
誰かに決められたわけでもないのに、それぞれの立ち位置が、なんとなく出来上がっている。
別にどこに立ってもよかったはずです。
それでも場所を変えず、毎朝そこに立っていました。
決めなくても、電車は来る。
変えなくても、特に困ることはない。
横浜の駅のホームには、
そんな距離感が、今も続いている気がします。
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