部活が終わると、
水道の前に集まって、
順番に水を飲んでいた。
コップは使わない。
蛇口をひねって、
そのまま口をつける。
勢いよく流れる水を、
止めずに飲む。
冷たさより、
一気に入ってくる感じが先だった。
喉が鳴って、
息が整って、
ようやく終わった気がする。
味がどうだったかは、
あまり覚えていない。
きれいかどうかも、
気にしていなかった。
ただ、
あそこに水があって、
飲めば回復する。
それだけで十分だった。
今思えば、
あれは水を飲んでいたというより、
一区切りをつけていた時間だったのかもしれない。
部活のあとに、
水道水をガブガブ飲む。
あの行為そのものが、
終わった合図だった。
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