普段の大口商店街は、
そこまで賑やかな場所ではない。
人通りはあるけれど、
ざわざわするほどではない。
ところが、お祭りの日だけは様子が変わる。
歩くのが大変なくらい、人が増える。
屋台の前には列ができて、
普段は静かな通りが、妙に活気づく。
正直、毎年思う。
この人たちは、いったいどこから来たのだろう。
近所の人だけでは、
説明がつかない数だ。
普段は見かけない顔が増えて、
商店街が一時的に別の場所みたいになる。
でも不思議と、
終わったあとは、元に戻る。
次の日には、
いつもの落ち着いた商店街に戻っている。
あの賑わいは、
無理に続けようとしない。
特別な日だけ、
ちゃんと集まって、ちゃんと散る。
大口商店街のお祭りは、
盛り上がるのに、引きずらない。
横浜らしい切り替えの早さを、
毎年、思い出させてくれる。
コメント