整理相談室
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横浜の、いつもの話
成人式といえば、横浜アリーナだった
横浜で育った人にとって、 成人式といえば横浜アリーナだった、 という記憶を持っている人は多いと思う。 式そのものよりも、 新横浜駅から会場までの人の流れや、 少し浮いた感じの服装や、 知っている顔と知らない顔が 同じ方向に歩いていく光景のほうが... -
昭和の常識、今はどう?
麻雀は、話さなくても集まれる理由だった
昔から、 麻雀をやっている人は多かった。 若い人だけじゃなく、 年配の人たちが集まって、 静かに卓を囲んでいる光景も、 よく見かけた。 麻雀は、 ずっと話し続けなくてもいい。 手を動かしていれば、 場は自然に続いていく。 無理に近況を聞かなくても... -
横浜の、いつもの話
横浜は、決めなくても居場所がなくならない街だと思う
横浜にいると、 何かをはっきり決めなくても、 そのままで居られる時間が長い気がする。 進むか、戻るか。 続けるか、やめるか。 白か、黒か。 そういう判断を、 今すぐ求められる場面が、 意外と少ない。 横浜では、 途中のままの人が、わりと普通に暮ら... -
昭和の常識、今はどう?
デパートの屋上に、遊園地みたいな場所があった
子どもの頃、 デパートの屋上に行くのが楽しみだった。 もちろん本格的な遊園地じゃない。 でも、 屋上に出た瞬間、 少し違う場所に来た感じがした。 乗り物は小さくて、 動きもゆっくり。 でも、それで十分だった。 コインを入れて、 しばらく待つ。 順番... -
昭和の常識、今はどう?
切符を切る音を、じっと待っていた
子どもの頃、 駅の改札で、 駅員さんが切符を切る音が好きだった。 カチン、カチン、という あの短い音。 リズムよく続いていくのを、 少し離れたところから見ていた。 切符を差し出す大人の手。 迷いなく入れて、 同じ動きで返ってくる。 自分の番が近づ... -
横浜の、いつもの話
横浜って、話しかけない優しさがある街だと思う
横浜で暮らしていると、 あまり話しかけられないな、と感じる場面が多い。 道に迷っていても、 困っていそうでも、 誰かがすぐに声をかけてくる感じではない。 でも、それを冷たいと思ったことは、あまりない。 横浜では、 相手の事情に踏み込まないことが... -
横浜の、いつもの話
横浜のお土産は数あれど、華正楼の肉まんがありがたがれていた気がする
横浜のお土産といえば、 思いつくものはいくつもある。 名前の通ったものも、 分かりやすいものも、たくさんあった。 でも、昔を思い返すと、 「ありがたがられていた」のは、 華正楼の肉まんだった気がする。 一個五百円くらいして、 決して気軽な値段で... -
昭和の常識、今はどう?
家に、分厚い電話帳が置いてあった
昔は、 家のどこかに、分厚い電話帳が置いてあった。 棚の下だったり、 電話の横だったり。 特別に大事に扱うものでもなく、 でも、ないと少し困る存在だった。 誰かに電話をかけるときは、 まずそれを開く。 目的の名前を探して、 指で行をなぞりながら番... -
横浜の、いつもの話
横浜では、無理に話さなくてもいい時間が多かった気がする
横浜で過ごしてきた時間を思い返すと、 何かをずっと話していなくても、 それが気まずくならない場面が多かった気がする。 家族でも、近所でも、職場でも、 沈黙がそのまま続いていて、 誰かが無理に埋めようとしない。 港の見える場所や、 川沿いの道、 ... -
昭和の常識、今はどう?
「飲みニケーション」という言葉が、普通にあった頃
営業の仕事をしていた頃、 「飲みニケーション」という言葉は、 ごく当たり前に使われていた。 毎週のように、 先輩から声がかかる。 断る理由を考える前に、 とりあえず行く、という流れだった。 店では、 たわいもない話から始まって、 気づくと仕事の話...