整理相談室
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横浜の、いつもの話
遠足で何度も行ったはずの場所を、あまり覚えていない
関内の幼稚園に通っていたので、 遠足といえば、 根岸森林公園か、港が見える丘公園だった。 たぶん、 一度や二度じゃなく、 何度も何度も行っている。 先生に連れられて、 みんなで歩いて、 お弁当を食べて、 また帰る。 そういう一日だったはずだ。 でも... -
昭和の常識、今はどう?
寝ながらマンガを読むと、目が悪くなると言われた
子どもの頃、 寝ながらマンガを読んでいると、 よく怒られた。 「目が悪くなるからやめなさい」 理由は、だいたいいつもそれだった。 布団に入って、 少し暗い中で読むマンガは、 なぜか昼間より面白かった。 続きが気になって、 もう一話だけ、と思いなが... -
横浜の、いつもの話
こどもの国線に乗って、こどもの国へ行った日
こどもの国に行くときは、 こどもの国線に乗った。 それだけで、 いつもの電車とは少し違う感じがあった。 特別な列車、というほどではないけれど、 今日は遠足なんだ、 という空気はちゃんとあった。 車内がどうだったか、 正直あまり覚えていない。 ただ... -
昭和の常識、今はどう?
父の会社の保養所に、夏休みになると行っていた
子どもの頃、 夏休みになると、 父の会社の保養所に連れて行ってもらった。 場所は伊豆だったと思う。 細かいことは、 あまり覚えていない。 でも、 行くこと自体が、 毎年の行事みたいになっていた。 特別に豪華だったわけでもないし、 観光地をたくさん... -
横浜の、いつもの話
成人式といえば、横浜アリーナだった
横浜で育った人にとって、 成人式といえば横浜アリーナだった、 という記憶を持っている人は多いと思う。 式そのものよりも、 新横浜駅から会場までの人の流れや、 少し浮いた感じの服装や、 知っている顔と知らない顔が 同じ方向に歩いていく光景のほうが... -
昭和の常識、今はどう?
麻雀は、話さなくても集まれる理由だった
昔から、 麻雀をやっている人は多かった。 若い人だけじゃなく、 年配の人たちが集まって、 静かに卓を囲んでいる光景も、 よく見かけた。 麻雀は、 ずっと話し続けなくてもいい。 手を動かしていれば、 場は自然に続いていく。 無理に近況を聞かなくても... -
横浜の、いつもの話
横浜は、決めなくても居場所がなくならない街だと思う
横浜にいると、 何かをはっきり決めなくても、 そのままで居られる時間が長い気がする。 進むか、戻るか。 続けるか、やめるか。 白か、黒か。 そういう判断を、 今すぐ求められる場面が、 意外と少ない。 横浜では、 途中のままの人が、わりと普通に暮ら... -
昭和の常識、今はどう?
デパートの屋上に、遊園地みたいな場所があった
子どもの頃、 デパートの屋上に行くのが楽しみだった。 もちろん本格的な遊園地じゃない。 でも、 屋上に出た瞬間、 少し違う場所に来た感じがした。 乗り物は小さくて、 動きもゆっくり。 でも、それで十分だった。 コインを入れて、 しばらく待つ。 順番... -
昭和の常識、今はどう?
切符を切る音を、じっと待っていた
子どもの頃、 駅の改札で、 駅員さんが切符を切る音が好きだった。 カチン、カチン、という あの短い音。 リズムよく続いていくのを、 少し離れたところから見ていた。 切符を差し出す大人の手。 迷いなく入れて、 同じ動きで返ってくる。 自分の番が近づ... -
横浜の、いつもの話
横浜って、話しかけない優しさがある街だと思う
横浜で暮らしていると、 あまり話しかけられないな、と感じる場面が多い。 道に迷っていても、 困っていそうでも、 誰かがすぐに声をかけてくる感じではない。 でも、それを冷たいと思ったことは、あまりない。 横浜では、 相手の事情に踏み込まないことが...