むかしは、
学校で忘れ物をしたり、
宿題を忘れたりすると、
「廊下に立ってなさい」と言われることがあった。
今考えると、
あれは何だったんだろう、と
ふと思うことがある。
恥ずかしい思いをさせて、
次は忘れないように、
ということだったのかもしれないし、
ただ、その場を一度止めるための、
合図みたいなものだったのかもしれない。
立っているあいだ、
強く怒られるわけでもなく、
何かを説明されるわけでもなく、
時間だけが過ぎていった。
今なら、
理由を聞かれたり、
背景を説明したり、
別のやり方が選ばれることも多い。
でもあの頃は、
廊下に立つことで、
一度区切りがついて、
それで終わっていた。
よかったのかどうかは分からないけど、
いつまでも引きずらない、
そんな感じはあった気がする。
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