子どもの頃、
寝ながらマンガを読んでいると、
よく怒られた。
「目が悪くなるからやめなさい」
理由は、だいたいいつもそれだった。
布団に入って、
少し暗い中で読むマンガは、
なぜか昼間より面白かった。
続きが気になって、
もう一話だけ、と思いながら、
ページをめくる。
すると、
電気を消しなさい、と言われる。
マンガは没収されることもあった。
本当に目が悪くなったのかどうかは、
正直よく分からない。
でも、
あの言い方だけは、
よく覚えている。
寝ながら読むのはダメ。
暗いところもダメ。
理由はひとつで、
「目が悪くなる」。
今は、
画面を見る時間や、
姿勢の話はいろいろある。
でもあの頃は、
細かい説明はなくて、
とにかくそう言われていた。
寝ながらマンガを読むと
怒られる、という記憶は、
内容よりも、
そのやり取りごと残っている。
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