最後の家飲みの話

地元横浜の友達の家は、

中学時代のたまり場だった。

特別な理由があったわけじゃない。

なんとなく集まって、

なんとなく時間が過ぎていく。

そういう場所。

先日、その家を建て直すことになって、

当時よく集まっていたメンバーに

声をかけて、

最後の家飲みをやった。

全員がそろったわけじゃないし、

昔の話を延々としたわけでもない。

ただ、同じ空間に集まって、

いつもと同じように飲んだ。

家具の配置も、

部屋の広さも、

細かいところは、

もう曖昧になっている。

それでも、

ここがたまり場だった、

という感覚だけは、

ちゃんと残っていた。

家はなくなるけれど、

あの時間まで、

きれいに片づける必要はない。

最後の家飲みは、

区切りというより、

確認に近い時間だった。

この話、どのくらい分かりますか?
ここまで読んでいただきありがとうございます。

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